一日経(読み)イチニチキョウ

デジタル大辞泉 「一日経」の意味・読み・例文・類語

いちにち‐きょう〔‐キヤウ〕【一日経】

《「いちにちぎょう」とも》1日のうちに書写し終えた経典。特に法華経の例が多く、大勢で分担して書写した。頓写とんしゃ
手負ひのただ今落ち入るに、―書いてとぶらへ」〈平家一一

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精選版 日本国語大辞典 「一日経」の意味・読み・例文・類語

いちにち‐きょう‥キャウ【一日経】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いちにちぎょう」とも ) 追善供養のため、大勢が集まって、一部経文、おもに「法華経」を一日で写し終えること。頓写(とんしゃ)
    1. [初出の実例]「一日経被書写人々」(出典:中右記‐康和四年(1102)二月一九日)

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