一時凌(読み)いっときしのぎ

精選版 日本国語大辞典 「一時凌」の意味・読み・例文・類語

いっとき‐しのぎ【一時凌】

〘名〙
① しばらくの間の空腹をしのぐための軽い食事。また、それをとる時刻
会葬者に出す食事。お立ち。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉六「一時(いっトキシノ)ぎに其後五日ばかり続いて参ります」

いちじ‐しのぎ【一時凌】

〘名〙 その場だけ一時的に切り抜けること。一時の間に合わせ。一花凌ぎ。一過凌ぎ。
微光(1910)〈正宗白鳥〉一五「一時凌ぎだと思へばこそ、どんな男とでも一緒になってゐられるものの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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