一飛(読み)いっぴ

精選版 日本国語大辞典 「一飛」の意味・読み・例文・類語

いっ‐ぴ【一飛】

〘名〙 ひとたび飛び上がること。転じて、急に飛躍すること。
読本・夢想兵衛胡蝶物語(1810)前「一飛半朝、たまたま覆車の粟(ぞく)を得て、その腹に満つる事あれば」
帰省(1890)〈宮崎湖処子〉五「然れども渠は一飛して司法官となれり」 〔史記‐滑稽伝・淳于

ひと‐とび【一飛】

〘名〙 一回飛ぶこと。また、一回飛ぶだけの距離時間。ひとっとび。
義経記(室町中か)三「九尺の築地を一とびのうちに宙より飛び返り給ふ」

ひとっ‐とび【一飛】

〘名〙 「ひととび(一飛)」の変化した語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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