デジタル大辞泉 「七つ道具」の意味・読み・例文・類語
ななつ‐どうぐ〔‐ダウグ〕【七つ道具】
2 武士が戦場に出るとき携えたという7種の武具。ふつう、具足・刀・太刀・弓・矢・
3 大名行列で、供に持たせた、槍・
4 女性が身だしなみのために一組にして携帯する小道具。はさみ・小刀・針・耳かき・毛抜き・糸巻き・爪切りなど。
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6 《「
「七つ」とは一揃(そろ)い、一式の意味である。武器、防具の基本的装備一組、すなわち鎧(よろい)、太刀(たち)、刀、弓、矢、母衣(ほろ)、兜(かぶと)をさす。室町期の故実書にいう「七つ物」のこと。江戸期、俗に熊手(くまで)、薙鎌(ないがま)、鉄棒、槌(つち)、鉞(まさかり)、刺股(さすまた)、鋸(のこぎり)、鍬(くわ)などの補助的武具のいくつかを組み合わせても称する。組合せには諸説がある。幸若舞(こうわかまい)「高館(たかだち)」に弁慶が数種の武器を携帯したことにちなむ「弁慶の七つ道具」などはこの類。また、大名行列の威儀の七つ道具として、槍、長刀(なぎなた)、台笠(だいがさ)、立傘(たてがさ)、大鳥毛(おおとりげ)、馬印(うまじるし)、挟箱(はさみばこ)をさす。
[齋藤愼一]
…以上の諸点は捨子(すてご)童子がその語源といわれる酒呑(しゆてん)童子や伊吹童子,茨木童子,坂田金時と同じ種類の想像力で作り上げられているといえる。
[巨人伝説,七つ道具]
《願書》では,流された島(松江市の中海の弁慶島といわれる)から海を埋めて道を作り陸に帰って来たと伝えられるが,また比叡山をはじめ諸国には釣鐘を弁慶が運んだとする伝説や,弁慶の足跡石の伝説がある。また奈良県には,天神山,畝傍(うねび)山は弁慶が棒でかついでいた〈もっこ〉の土が落ちてできたとする伝説がある。…
※「七つ道具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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