力業(読み)チカラワザ

デジタル大辞泉 「力業」の意味・読み・例文・類語

ちから‐わざ【力業】

体力を要する仕事力仕事肉体労働。「力業を引き受ける」
力の強さに頼ってする動作。「力業で投げ飛ばす」「力業で採決する」
[補説]「力技」とも書く。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「力業」の意味・読み・例文・類語

ちから‐わざ【力業】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 体力を使ってする作業。体力のいる仕事。肉体労働。
    1. [初出の実例]「不冝為力事 チカラワサ」(出典:医心方天養二年点(1145)二二)
    2. 「力業(チカラワザ)をする人が三膳の御飯のたべられぬと言ふ事はなし」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉四)
  3. 強い力をたのんでするわざ。強い力だけが武器であるような武芸
    1. [初出の実例]「越中前司は二三十人が力(チカラ)〈高良本ルビ〉わざをするよし人めには見えけれ共」(出典:平家物語(13C前)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android