上亀の丁・下亀の丁(読み)かみかめのちよう・しもかめのちよう

日本歴史地名大系 「上亀の丁・下亀の丁」の解説

上亀の丁・下亀の丁
かみかめのちよう・しもかめのちよう

[現在地名]秋田市おお町一丁目・同二丁目の各一部

外町の亀の丁で、内町の亀の丁と区別される。ちや町・上肴かみさかな町筋の西側、中通なかとおり町から南に入り、上亀の丁(現大町一丁目の一部)、下亀の丁(現大町二丁目の一部)と続く。「梅津政景日記」元和六年(一六二〇)閏一二月一六日条に下野国宇都宮(現栃木県)の商人惣兵衛の訴がある。「しもかめノ丁(下亀の丁)ニ五右衛門と申ものニ木綿を売申候、此銀子五百八拾四匁、去年つめより、いろいろ才そく(催促)仕候へ共、於于今すまし不申候」とあり、町割が元和六年以前であることがわかる。「久保田町記録(三浦畑四郎氏蔵)享保一七年(一七三二)三月一二日条に上亀町桶屋五左衛門、寛延二年(一七四九)四月条に下亀之町石切次右衛門などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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