上儀保村(読み)ういーじーぶむら

日本歴史地名大系 「上儀保村」の解説

上儀保村
ういーじーぶむら

[現在地名]那覇市首里儀保町しゆりぎぼちよう一丁目・同三丁目

首里城の北に位置し、東は赤平あかふいら村、西はしむ儀保じーぶ村、南は南風はえー之平等当蔵とーぬくら村、北は久場川くばがー村。ウィージーブとよぶ。西にし之平等のうち。首里古地図には南北を軸にして四〇の屋敷地がみえ、田畠はみえない。当村と下儀保村の境界を南北に通り、村の北端にある御待所から南側の下橋口しむはしぐちまでの道を儀保じーぶうふ道といい、大道北端の小さな坂道儀保じーぶくびりといった。赤平村との境を南北に通る道を上儀保ういーじーぶ道という。西来さいらい(現臨済宗妙心寺派)が同道に面して赤平村与那原親方屋敷の向いにあった。当村と赤平村・当蔵村境の真嘉比まかび川に架かる橋一帯を上橋口ういはしぐちといい、同川の当村と下儀保村、南風之平等当蔵村・桃原とーばる村・大中うふちゆん村の境を下橋口といった(首里古地図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android