上山[市](読み)かみのやま

百科事典マイペディア 「上山[市]」の意味・わかりやすい解説

上山[市]【かみのやま】

山形県南東部の市。1954年市制。上山盆地と周辺山地を占め,盆地上に城下町羽州・米沢2街道の分岐する宿駅として発達した市街がある。上山温泉(含食塩石膏泉,61℃)を中心とする温泉都市で,奥羽本線,蔵王エコーラインが通じる蔵王観光の基地となっている。カキ和紙を特産する。近代工業では製糸,食品加工,精密加工などが伸びている。禅僧沢庵春雨庵跡,城跡月岡公園がある。東日本大震災で,市内において被害が発生。240.93km2。3万3836人(2010)。
→関連項目郡上藩

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