精選版 日本国語大辞典 「上総」の意味・読み・例文・類語
かずさ かづさ【上総】
[1] (「かみつふさ(上総)」が「かむづうさ」となり、さらに変化した語) 東海道一五か国の一国。現在の千葉県中部にあたる。大化改新で総(ふさ)国が上総、下総の二国に分かれて成立。国府・国分寺は市原に置かれた。上代は東北経営の根拠地。鎌倉時代は千葉、足利などの諸氏が守護となり、室町・戦国時代には上杉、里見、北条氏が支配。江戸時代には小藩が分立した。
※雑俳・川柳評万句合‐安永四(1775)鶴四「ひるかづさ夜はゑちせんまわるなり」
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