デジタル大辞泉 「下らない」の意味・読み・例文・類語 くだら◦ない【下らない】 [連語]《動詞「くだる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》まじめに取り合うだけの価値がない。程度が低くてばからしい。くだらぬ。くだらん。「―◦ない話」「―◦ないまちがい」「―◦ない連中と付き合う」→詰まらない[用法][類語]けち・馬鹿・愚か・愚かしい・馬鹿らしい・馬鹿馬鹿しい・阿呆らしい・愚劣・無思慮ぶしりょ・無考え・浅はか・浅薄せんぱく・軽はずみ・軽率・浅浅・浅浅しい・浅はか・軽薄・浮薄・単純・軽佻・下劣・低俗・俗悪・卑俗・野卑・通俗・俗・俗っぽい・げす・無意味・論外・ナンセンス・不毛・駄目・無意義・つまらない・しがない・ろくでもない・笑止千万・馬鹿臭い・詰まらない・阿呆臭い・馬鹿げる・笑い事・笑止・片腹痛い・噴飯物・噴飯・笑い・大笑い・高笑い・哄笑・爆笑・呵呵大笑・抱腹絶倒・笑い崩れる・笑い転こける・笑い転げる・吹き出す・腹の皮を捩よじる・腹の皮を縒よる・腹を抱える・御中おなかを抱える・頤おとがいを解く・愚にも付かぬ・へそで茶を沸かす・へそ茶・聞いてあきれる・ちゃんちゃらおかしい・末梢的・二次的・二義的・副次的・瑣末さまつ・枝葉・枝葉末節・些事さじ・細事・小事・細かい・細細しい・煩瑣はんさ・瑣瑣ささ・区区・ちょっとした・取るに足りない・たわいない・何でもない・益体も無い・埒らちも無い・高が知れる・些些ささ・些細ささい・細ささやか・わずか・幾ばく・たかが・いささか・ほんの・有るか無きか・ちょっと・一縷いちる・一抹・些少さしょう・末節・無駄事・雑事・微微・問題外・部分的・派生的・卑小・眇眇びょうびょう・由よし無い・トリビアル 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「下らない」の意味・読み・例文・類語 くだら‐・ない【下ない】 〘 連語 〙 ( 動詞「くだる(下)」に助動詞「ない」の付いたもの )① 訳がわからない。意味がわからない。くだらぬ。[初出の実例]「お株で、下(クダ)らなくなってゐるぜ。よくそんなに酒が飲めるの」(出典:歌舞伎・独道中五十三駅(1827)序幕)② 内容に乏しくて、取り上げる価値がない。取るにたりない。ばからしい。くだらぬ。くだらん。[初出の実例]「児戯(クダラ)ない失錯をすることがあるもんだ」(出典:西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一二)下らないの補助注記全体が形容詞のように意識されるため、「くだらなし」という文語形も使われた。「我が意気地なくくだらなき奴を見ぬき給ひてなぶり給ふにや」〔やみ夜〈樋口一葉〉五〕など。下らないの派生語くだらな‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例