下り居る(読み)オリイル

デジタル大辞泉 「下り居る」の意味・読み・例文・類語

おり・いる〔‐ゐる〕【下り居る】

[動ワ上一]
下りたままでいる。下りてそこにいる。
住吉の浜を行くに、いとおもしろければ、(馬カラ)―・ゐつつ行く」〈伊勢・六八〉
下りて座る。下りてとどまる。
「その沢のほとりの木の蔭に(馬カラ)―・ゐて、乾飯かれいひ食ひけり」〈伊勢・九〉
天皇などが位を退く。退位する。
「その時のみかども―・ゐ給ふ」〈宇津保春日詣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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