下学して上達す(読み)かがくしてじょうたつす

精選版 日本国語大辞典 「下学して上達す」の意味・読み・例文・類語

かがく【下学】 して 上達(じょうたつ)

(「論語‐憲問」の「下学而上達、知我者其天乎」から) 初歩的なところから学び始め、やがて後には高遠学理にまで達して、それをきわめる。下学上達。
※天草本平家(1592)読誦の人に対して書す「cagacuxite(カガクシテ) xǒtat(シャウタツ) suruua(スルワ)、ツネノハウナリ」

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故事成語を知る辞典 「下学して上達す」の解説

下学して上達す

初歩的なところから学び始め、後には高遠な学理にまで達するということ。

[由来] 「論語―憲問」に見える、孔子のことばから。自分生き方について、「思うようにはならなかったが、天を怨むこともなければ、人をとがめることもしない。『下学して上達す(身近なところから学問を始め、高い境地を目指してきた)』」と振り返っています。

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