下工藤小路村(読み)しもくどうこうじむら

日本歴史地名大系 「下工藤小路村」の解説

下工藤小路村
しもくどうこうじむら

[現在地名]河北町谷地やち

谷地のほぼ北西部にある。もとの工藤小路村が元和八年(一六二二)新庄藩領と上山藩領(のち幕府領)に分けられた時、新庄藩領が下工藤小路村とされたと思われる。以後幕末まで同藩領。しかし田畑家居ともに新庄藩領・幕府領は入会っていた。元和八年の御前帳写では高一千一八八石余。寛文四年(一六六四)には新田六石余を含めて一千一九四石余とあるが、宝永六年(一七〇九)には「八百七拾八石七斗八合、内九拾六石三斗六升六合 御料入作五ツ五分ニ積ル」とあり、加えて「当村者田畑家居共に御料私領入会なり、御分杭者村の中程に有り」と記される(新田本村鑑)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android