下槙遺跡(読み)しもまきいせき

日本歴史地名大系 「下槙遺跡」の解説

下槙遺跡
しもまきいせき

[現在地名]河北町西里 下槙

標高九一メートルの沖積平野の水田中に立地する、古墳時代前期から中期にかけての集落跡。かつて西里にしざと遺跡と称された遺跡の一部にあたる。昭和五五年(一九八〇)に県営圃場整備事業に伴って緊急発掘調査が行われた。重複関係をもたない塩竈式―南小泉II式期の九棟の竪穴住居跡が検出された。平面形は隅丸の長方形ないしは方形で、二〇―三〇センチの壁が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android