下津深江村(読み)しもつふかえむら

日本歴史地名大系 「下津深江村」の解説

下津深江村
しもつふかえむら

[現在地名]天草町下田北しもだきた

北は都呂々とろろ(現苓北町)、東は福連木ふくれぎ村に接する。西流して天草灘に注ぐ下津深江川沿いの村で、「国志草稿」に「当村材木多シ難所深山ナリ」とある。元和三年(一六一七)ポルトガルのイエズス会管区長に提出された日本のキリシタン信徒代表の署名に当村の西島金七郎・右馬丞の名が記されている(イエズス会士コーロス徴収文書「近世初期日本関係南蛮史料の研究」所収)正保郷帳に高二一〇石余とあるが、万治二年(一六五九)石高半減により六〇石二斗余となった(天草風土考)。大江組に属し、庄屋は西島家。「国志草稿」に竈数二九・男女数二〇〇とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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