不定称(読み)フテイショウ

デジタル大辞泉 「不定称」の意味・読み・例文・類語

ふてい‐しょう【不定称】

文法で、指示代名詞うち話し手・聞き手のどちらに近いとも定まらない事物場所方向を示すもの。「どれ」「どこ」「どちら」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不定称」の意味・読み・例文・類語

ふてい‐しょう【不定称】

〘名〙 代名詞における称の一つ。人、事物、方角、場所などについて、特定のものを問う場合、直指できない特定のものをさす場合、指定するもののないことを示す場合などに用いる代名詞。「だれ」「どれ」「どちら」「どこ」の類。〔日本文法論(1902‐08)〕
[補注]大槻文彦の「語法指南」や「広日本文典」では「ふぢゃうしょう」と称している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android