不承(読み)フショウ

デジタル大辞泉 「不承」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しょう【不承】

[名](スル)
不承知」の略。「不承返事を出す」
いやいやながら承知すること。不請。
なかやどのまえもあるから、―してもっては来たが」〈魯文安愚楽鍋

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精選版 日本国語大辞典 「不承」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しょう【不承】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ふしょうち(不承知)」の略。
    1. [初出の実例]「次郎三郎殿ふせうをかんにん被成候へて、家康にまかせられ候て、尤かと存知候と被仰ければ」(出典:三河物語(1626頃)三)
  3. ふしょう(不請)

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