不気味・無気味(読み)ぶきみ

精選版 日本国語大辞典 「不気味・無気味」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐きみ【不気味・無気味】

〘形動〙
気味が悪いさま。なんとなく恐ろしい気持や不安を感じるさま。ぶきび。
浮世草子・風流曲三味線(1706)二「引出物に元祖真筆の名号を峰右衛門にたまはるは不気味(フキミ)ながら有がたし」
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉七「無気味(ブキミ)黒船が来て」
② 気に入らないさま。
葉隠(1716頃)一「不気味成(なる)事有(あり)とて、役所引取などする事は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android