不細工(読み)ブサイク

デジタル大辞泉 「不細工」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐さいく【不細工】

[名・形動]《「ぶざいく」とも》
細工がへたなこと。できばえが悪いこと。また、そのさま。「不細工手作りの棚」
格好が悪いこと。また、そのさま。「不細工などた靴」
容貌がととのっていないこと。また、そのさま。不器量。「不細工な鼻」
[類語](1不器量醜いへた拙劣拙悪稚拙未熟幼稚無器用不得手不得意へぼ下手くそから下手からっ下手つたなまずいたどたどしいぎこちない/(2かっこ悪いださい野暮野暮ったい泥臭いぎこちない田舎臭い不格好無様不体裁醜態醜悪醜い見苦しいみっともないはしたないほこりっぽい汚いむさくるしい汚らしい小汚い薄汚いけがらわしいばっちいむさい泥まみれ不潔不浄不衛生不純尾籠みすぼらしいぼろいぼろぼろおんぼろよれよれぽんこつ老朽化汚穢おわい汚れ物汚濁けがれよごれ汚点汚染くすむ薄汚れる汚れるすすけるあかじみるまみれる油じみる汗じみる老醜しゅうばばっちいしどけない目障り爺むさいグロテスク不器量弊衣破帽だらしない醜怪浅ましい見辛い見るに見兼ねる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不細工」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐さいく【不細工・無細工】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 細工がまずいこと。てぎわが悪いこと。不器用なこと。また、そのさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 体裁が醜いこと。かっこうが悪いこと。ぶかっこう。また、そのさま。ぶざま。
    1. [初出の実例]「不細工に柘榴の花も咲にけり〈白雪〉」(出典:俳諧・誹諧曾我(1699)兄)
  4. 容貌が醜いこと。また、そのさま。不器量。
    1. [初出の実例]「不細工な顔にはついへおほしくて」(出典:雑俳・二刀(1716‐36))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android