不透(読み)すかさず

精選版 日本国語大辞典 「不透」の意味・読み・例文・類語

すかさ‐ず【不透】

〘副〙 (動詞「すかす(透)」の未然形に打消の助動詞「ず」の連用形が付いてできたもの) すき間をあたえないさま。間髪を入れず。時機をはずさず。ぬかりなく。すぐさま。
※大観本謡曲・熊坂(1514頃)「はっしと打って弓手へ越せば、追っ懸けすかさず込む薙刀に」
露芝(1921)〈久保田万太郎〉四「透さず新さんが問ひ返した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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