世の聞こえ(読み)ヨノキコエ

デジタル大辞泉 「世の聞こえ」の意味・読み・例文・類語

よ‐の‐きこえ【世の聞こえ】

世間評判うわさ。「世の聞こえをはばかる」
二条きさきに忍びて参りけるを、―ありければ」〈伊勢・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世の聞こえ」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 の 聞(き)こえ

  1. 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。世の覚え。
    1. [初出の実例]「二条のきさきに忍びてまゐりけるを、世のきこえありければ、兄人(せうと)たちのまもらせ給ひけるとぞ」(出典:伊勢物語(10C前)五)

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