世渡扉(読み)せどひ

精選版 日本国語大辞典 「世渡扉」の意味・読み・例文・類語

せど‐ひ【世渡扉】

〘名〙
① 古く、京都の町なかにあった小さな庵(いおり)をいう。
壒嚢鈔(1445‐46)七「三、禅家風呂りんかんと云は何そ〈略〉世渡扉(セドヒ)〈洛中小庵也。人の屋の後をば、背戸と云〉」
② ①に住む僧。世渡扉僧。世渡扉坊主。
※玉塵抄(1563)三七「かたわきせどひと云やうな心ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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