知恵蔵2010の解説
1873年に創立された国際気象機関 (IMO:International Meteorological Organization) が発展的に解消し、1951年3月23日の世界気象機関条約で設立された政府間の国際組織。国際連合の専門機関の性格を持つが、国連に参加していない国・地域でも加盟できる。2007年3月現在、世界182カ国、6領域が参加しており、本部はスイスのジュネーブにあり、気象観測業務や水文業務と調査研究活動の国際的な標準化や調整を図ることが主な業務である。活動の1つである全球大気監視(GAW) は、温室効果ガス、オゾン層、エアロゾル、酸性雨など、地球環境にかかわる大気成分を地球規模で観察し、情報を提供する国際観測計画で、日本の気象庁はメタンとオゾン全量についてアジアの較正センター業務を担当している。オゾン層を破壊する物質の削減スケジュール等を定めた「オゾン層保護のウィーン条約」や地球温暖化防止を目的とする「気候変動に関する国際連合枠組み条約」などに科学的な面からのサポートで貢献しており、1988年に国際連合環境計画(UNEP)と共同で「気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)」を設立した。
(
饒村曜和歌山気象台長)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2008」
百科事典マイペディアの解説
World Meteorological Organizationの訳。略称WMO。国連専門機関の一つ。1950年設立され,1951年に国連専門機関となった。国際気象機関(IMO,1879年設立)の後身で,国際的な観測網の確立,情報交換,気象観測の標準化,気象学の応用・研究・教育の奨励などを行う。
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デジタル大辞泉の解説
せかい‐きしょうきかん〔‐キシヤウキクワン〕【世界気象機関】
⇒ダブリュー‐エム‐オー(WMO)
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