両用(読み)リョウヨウ

デジタル大辞泉 「両用」の意味・読み・例文・類語

りょう‐よう〔リヤウ‐〕【両用】

一つの物が二通りに役立つこと。兼用で使えること。「水陸両用」「晴雨両用の傘」
大便小便
[類語](1併用兼用混用共用公用専用常用愛用占用日用汎用他用転用乱用悪用代用流用

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精選版 日本国語大辞典 「両用」の意味・読み・例文・類語

りょう‐ようリャウ‥【両用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 両方ともに用いること。また、両方ともに必要であるもの。
    1. [初出の実例]「両用(リャウヨウ)の御といふことあり〈向へ上る物に依て此方の物に御を付るなり。多く菓子の類なり〉」(出典譬喩尽(1786)二)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐韓策・宣恵王〕
  3. ( ━する ) 一つの物を二通りに用いること。兼用すること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「右の推断に於ては、同一の原則に反き、一概念を両用したるを以て、此誤に陥ゐりたるなり」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一)
  4. 両方の用便。大便と小便。

りょう‐もちいリャウもちゐ【両用】

  1. 〘 名詞 〙 一つのものを二通りに用いること。両様に用いること。兼用。
    1. [初出の実例]「身を入てはたらく下女はりゃうもちひ」(出典:雑俳・露丸評万句合‐明和三(1766))

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普及版 字通 「両用」の読み・字形・画数・意味

【両用】りようよう

二つとも用いる。

字通「両」の項目を見る

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