中堅(読み)チュウケン

デジタル大辞泉 「中堅」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐けん【中堅】

社会団体の中心となって活動する人。「会社の中堅として活躍している」「中堅幹部」
規模や質が中くらいな物。「中堅校に合格した」「中堅商社」
全軍中央にあり、将軍の直接指揮する精鋭部隊。中軍。
野球で、外野の中央。また、そこを守る選手センター
剣道柔道などの団体戦で、3人制の場合は2番目に、5人制の場合は3番目に戦う人。→先鋒次鋒副将大将

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精選版 日本国語大辞典 「中堅」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐けん【中堅】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多くの部隊の中ほどに位置し、大将が直接統率する、最も精鋭で守りの堅い軍。中軍。
    1. [初出の実例]「義貞常掄精強七千。為中堅」(出典:日本外史(1827)六)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐光武紀上〕
  3. 社会または団体の中心となって活動する人。また、地位や規模はそれほど上位ではないが、中心の働き手となったり、確実な業績をあげたりしている人や団体。
    1. [初出の実例]「斯の如き代議士を中堅(チウケン)とする政党国政を宰理する現今」(出典:政治小説を作るべき好時機(1898)〈内田魯庵〉)
  4. ちゅうけんしゅ(中堅手)」の略。〔新式ベースボール術(1898)〕
  5. 柔道や剣道の団体戦で、そのチームの先鋒(せんぽう)から大将までの中で中央に位置する選手。

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普及版 字通 「中堅」の読み・字形・画数・意味

【中堅】ちゆうけん

中軍。

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