丸切(読み)まるきり

精選版 日本国語大辞典 「丸切」の意味・読み・例文・類語

まる‐きり【丸切】

〘副〙 (多くの場合、下に否定の語を伴って用いる) 完全にその状態であるさまを強めていう語。全く。全然。まるっきり。まるきし。
※百一新論(1874)〈西周〉下「円切懸隔れたのは、箇様な区別言痛(こち)たく申す迄もござらぬが」

まるっ‐きり【丸切】

〘副〙 「まるきり(丸切)」を強めたいい方。
人情本・閑情末摘花(1839‐41)二「この二三日は丸(マル)っきり、此所母子が弄(かせぎ)を当に、手を組で居るけれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android