デジタル大辞泉
「区別」の意味・読み・例文・類語
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く‐べつ【区別】
〘名〙 ある
事物を違いや
種類によって分けること。また、その違い。
※
舎密開宗(1837‐47)内「按に硫酸鉄同類分〈略〉に分て
水中に散ずるなり。之を
分散 実斐斉阿 と称して
分離 亜那列斉斯 に区別す」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「区別」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
区別
くべつ
distinction
事象の間にある差異を識別し,認定すること。理性の本質的機能の一つであり,科学的営為の基本。類と種差による定義に立脚するアリストテレス的方法や分類学,「われ区別す」 distinguoを合言葉として営まれたスコラ学の弁証法から,判明性 (区別されてあること) を真理認識の本質的要件としたデカルトを経て,現代の精神諸科学に方法的モデルを提供している言語学における弁別特徴の追求にいたるまで,学問史を通して区別の方法的重要性は確認されている。区別は対象に向けられた主観的行為であるから,差異がどこにあるかに従って,実在的区別と概念的区別の2種が立てられるが,ドゥンス・スコツスはこの中間として形相的区別をおき,デカルトも同様な考えを示した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報