丸額(読み)マルビタイ

デジタル大辞泉 「丸額」の意味・読み・例文・類語

まる‐びたい〔‐びたひ〕【丸額】

前髪の生えぎわを丸くそった額。江戸時代、年少の男女の額の形であったが、のちには成人した男性のそれにもなった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丸額」の意味・読み・例文・類語

まる‐びたい ‥びたひ【丸額】

〘名〙
① 髪の生えぎわを丸くそった額。
浮世草子男色大鑑(1687)四「此人は角(かど)を入たるよしもなく、生付の丸額(マルヒタイ)是ぞかし」
② 江戸時代、元服前の男女の額の形をいう。額の髪の生えぎわを丸くそること。また、丸くそった額の様子。すなわち、角前髪(すみまえがみ)になる前の髪。
※俳諧・誹諧発句帳(1633)「十四五や月の顔さへ丸ひたい〈親重〉」

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