丹伊田村(読み)にいたむら

日本歴史地名大系 「丹伊田村」の解説

丹伊田村
にいたむら

[現在地名]郡山市西田町丹伊田にしたまちにいた

土棚つちだな村の東、阿武隈高地西縁の丘陵に立地。江戸時代初めまでは新田と書いた。建武三年(一三三六)五月二〇日の相馬光胤譲状(相馬文書)に「田村庄新田村内・七草木村」とあり、甥松鶴丸を養子にして譲っている。永禄一一年(一五六八)七月吉日の熊野山新宮年貢帳(青山文書)に「二町 一貫四百文 新田」とあり、紀州熊野速玉はやたま社に年貢四〇〇文を納めていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android