主・子(読み)す

精選版 日本国語大辞典 「主・子」の意味・読み・例文・類語

す【主・子】

〘接尾〙 人名または人を表わす名詞に付いて、親愛や軽い尊敬の気持を表わす語。江戸中期、上方遊郭で言いはじめて、通人の間で一時流行した。さま。
洒落本・穿当珍話(1756)「青蜉す、其たばこ入御見せ被成、ムウとろめんじゃの」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)八「コリャしま主(ス)が無調法、ナントこういたしましょかいな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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