久司山古墳群(読み)くしやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「久司山古墳群」の解説

久司山古墳群
くしやまこふんぐん

[現在地名]弓削町下弓削

瀬戸内海を一望の下に見渡す弓削島南半の最高所久司山(櫛山とも書く。一四二・四メートル)尾根伝いにある。すべて横穴式石室をもつ古墳である。

山頂展望台から少し南西に下った尾根にあるものは石室奥行三・五〇メートル、入口幅一・三〇メートル、高さ〇・五メートルで、現在認めうる三基のうち最高所にあり、最も原形を残すものである。他の二基は稜線の西側に壊れた状態で草木に覆われて残存する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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