乱雑(読み)らんざつ

精選版 日本国語大辞典 「乱雑」の意味・読み・例文・類語

らん‐ざつ【乱雑】

〘名〙 (形動) 乱れて秩序のないこと。乱れていりまじること。また、そのさま。
※凌雲集(814)神泉苑花宴賦落花篇〈嵯峨天皇〉「春園遙望佳人在、乱雑繁花相映輝」
寧馨児(1894)〈石橋思案一四「鉱山事業の乱雑(ランザツ)に陥りたるを」 〔梁簡文帝‐眼明嚢賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「乱雑」の意味・読み・例文・類語

らん‐ざつ【乱雑】

[名・形動]乱れていること。入りまじっていて無秩序なこと。また、そのさま。「乱雑な部屋」「ノートに乱雑に書く」
[派生]らんざつさ[名]
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ雑然乱脈紛然紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃまぜごちゃごちゃごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂かなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる面倒臭い世話煩雑面倒厄介手数てかず手数てすう複雑煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしいややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い難儀煩多しち難しい入り組む込み入る手が込む気が重い気が進まない気乗り薄うんざり億劫おっくう渋る投げ遣り大儀懶惰らんだ横着怠慢怠惰不精懈怠けたい飽き飽き世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡もつれる入り乱れる紛糾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android