二会(読み)ニエ

デジタル大辞泉 「二会」の意味・読み・例文・類語

に‐え〔‐ヱ〕【二会】

京都天台宗円宗寺法華会ほっけえと、同じく法勝寺大乗会二つ法会。また、円宗寺の法華会最勝会の二つの法会。

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精選版 日本国語大辞典 「二会」の意味・読み・例文・類語

に‐え‥ヱ【二会】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。平安時代以降、天台宗の円宗寺で行なわれた法華会(ほっけえ)と、法勝寺で行なわれた大乗会。円宗寺ではさらに最勝会が開かれ、天台の三会と称されたが、この円宗寺の法華会・最勝会を二会ということもある。
    1. [初出の実例]「円宗寺の二会の講師おかせ給ひて」(出典:今鏡(1170)二)

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