二又一号墳(読み)ふたまたいちごうふん

日本歴史地名大系 「二又一号墳」の解説

二又一号墳
ふたまたいちごうふん

[現在地名]上石津町牧田 二又

南宮なんぐう(四一九・二メートル)の南麓、牧田まきだ川の北岸に立地する二又古墳群のなかで最大の規模をもつ円墳。直径一五メートル、高さ四メートルで、葺石をめぐらす。主体部は南西方向に開口する横穴式石室で全長六・五メートル、玄室の長さ四・七メートル、奥壁幅二メートル、羨道部長さ一・八メートル、幅七〇センチ、片袖式に属する。石室の内部には全面に赤色顔料が塗布されており、当墳の特色をなしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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