二重切(読み)にじゅうぎり

精選版 日本国語大辞典 「二重切」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐ぎり ニヂュウ‥【二重切】

〘名〙 竹の花入れ一種二つ節間に各々窓をあけ、水溜も二か所つけたもの。利休創始による。
男重宝記(元祿六年)(1693)三「二重切(にヂウギリ)の筒花生にさすときは、上の重に花をいけ、下の重には水ばかり見るもの也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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