五つの濁り(読み)イツツノニゴリ

デジタル大辞泉 「五つの濁り」の意味・読み・例文・類語

いつつ‐の‐にごり【五つの濁り】

五濁ごじょく」を訓読みにした語。
「―深き世になどて生まれ給ひけむ」〈蓬生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五つの濁り」の意味・読み・例文・類語

いつつ【五つ】 の 濁(にご)

(「五濁(ごじょく)」の訓読み) 仏語。この世の汚れ。劫(こう)濁、見濁、煩悩濁、衆生濁、命(みょう)濁の五つをいう。
源氏(1001‐14頃)蓬生「いつつのにごり深き世に、などて生まれ給ひけむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android