交互同化作用(読み)こうごどうかさよう(英語表記)cross-assimilation

岩石学辞典 「交互同化作用」の解説

交互同化作用

汚染作用によってマグマの中と母岩の中に同じ鉱物相が形成される場合[Shand : 1947].マグマと周囲岩石とが物質交換を行って,両者共にその化学組成を変える作用をいう[片山ほか : 1970].この結果は反応性の溶液による形成物か,通常結晶作用の形成物が凝結したのか,区別が不可能なことが多い.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android