デジタル大辞泉 「人工」の意味・読み・例文・類語 じん‐こう【人工】 自然の事物や現象に人間が手を加えること。また、人間の手で自然と同じようなものを作り出したり、自然と同じような現象を起こさせたりすること。「人工の湖」「人工着色」⇔天然。[類語]加工・人造 にん‐く【人工】 作業者の手間を数える語。ある仕事に1日または1時間を要する人員数で表し、土木工事の見積り書などに用いられる。→人日にんにち →人月にんげつ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「人工」の意味・読み・例文・類語 にん‐く【人工】 〘 名詞 〙 ( 「にんぐ」とも ) 剃髪し、輿をかついだり、馬の口をとったり、また、薙刀などを持って供に立ったりする中間(ちゅうげん)のような者。力者法師。[初出の実例]「差二遣人工一。輪二撥荘客一」(出典:永平道元禅師清規(13C中)知事清規)「当務の僧供・人工(ニング)・行者に至迄、打殺すのみならず」(出典:太平記(14C後)四〇) じん‐こう【人工】 〘 名詞 〙 自然物に人間の力が加えられること。また、人間がつくりだすこと。人のしわざ。人為。人造。[初出の実例]「至レ於二羅漢一、則人工耳、然皆馬渓之支裔矣」(出典:山陽遺稿(1841)文集・七・耶馬渓図巻記)「人工(ジンコウ)いかほどに妙なりとも、自然の妙工に及ぶべきやは」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例