人牧(読み)じんぼく

精選版 日本国語大辞典 「人牧」の意味・読み・例文・類語

じん‐ぼく【人牧】

  1. 〘 名詞 〙 地方人民を治める人。地方の長官諸侯またはその地方の豪族など。
    1. [初出の実例]「遐壌・遠境の人牧(ジンボク)までも、是を聞伝へて」(出典:太平記(14C後)六)
    2. [その他の文献]〔孟子‐梁恵王・上〕

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普及版 字通 「人牧」の読み・字形・画数・意味

【人牧】じんぼく

人民を治める者。〔孟子、梁恵王上〕今夫(そ)れ天下の人牧、未だ人をすことを嗜(この)まざるらざるなり。如(も)し人をすことを嗜まざるらば、則ち天下の民、皆領(くび)を引いて之れをまん。~由(な)ほ水の下(ひく)きに就くがごとくならん。

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