デジタル大辞泉
「人面獣心」の意味・読み・例文・類語
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にんめん‐じゅうしん ‥ジウシン【人面獣心】
〘名〙 (顔は人間であるが、心はけものに等しいの意から) 恩義を知らない人、冷酷非情な人や
義理人情をわきまえない人などをののしっていう語。人でなし。じんめんじゅうしん。
じんめん‐じゅうしん ‥ジウシン【人面獣心】
〘名〙 (顔は人間であるが、心はけものに等しいの意から) 恩義を知らない人、冷酷非情な人や義理人情をわきまえない人などをののしっていう語。人でなし。にんめんじゅうしん。
※
歌舞伎・
吾嬬下五十三駅(
天日坊)(1854)五幕「おのれ、云はしておけば法外千万、お主様を
女房にするとは人面獣心
(ジンメンジウシン)、かやうな奴は生けておかれぬ、この人畜生めが」 〔
漢書‐匈奴伝賛〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
人面獣心
恩義を知らない人、冷酷非情な人や義理人情をわきまえない人などをののしっていう語。人でなし。
[使用例] 中にはあの男をののしって、画のために親子の情愛も忘れてしまう、人面獣心の曲者だなどと申すものもございました[芥川龍之介*地獄変|1918]
[解説] 顔は人間であるが、心はけものに等しいという意味。「にんめんじゅうしん」とも読みます。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報