仁連木村(読み)にれんぎむら

日本歴史地名大系 「仁連木村」の解説

仁連木村
にれんぎむら

[現在地名]豊橋市仁連木町

瓦町かわらまち村の北に続き、朝倉あさくら川で八名やな郡と境する。「神鳳鈔」所載の外宮領はじかみ御園の故地とされる。

明応二年(一四九三)仁連木城主戸田宗光領となってのち戸田氏領。永禄七年(一五六四)戸田主殿助への徳川家康宛行状(古簡雑載)に「参百貫文 二連木はしかみ岩崎共ニ」とみえる。なお、永禄元年の全久ぜんきゆう院宛の今川義元寄進状(全久院文書)には「参州橋上村内仙寿山全久院之事」とあり、村域内に橋上村の存在が確認できるが、近世は仁連木村のうちに含まれたようである。ちなみに、明治一四年(一八八一)の「東田村記」(豊橋市史)には「本村古時同郡姜郷ニ属シ、承和ノ頃仁連木村ニ改ム」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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