仕舞柱(読み)シマイバシラ

デジタル大辞泉 「仕舞柱」の意味・読み・例文・類語

しまい‐ばしら〔しまひ‐〕【仕舞柱】

近世初期の芝居小屋で、舞台端の柱のこと。ひいきの客から俳優に贈られた花(祝儀)などを挿しておいた柱。能舞台目付柱めつけばしらにあたる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仕舞柱」の意味・読み・例文・類語

しまい‐ばしら しまひ‥【仕舞柱】

〘名〙 近世初期の劇場で、能舞台の目付柱に相当する舞台端の柱の称。贔屓(ひいき)客から俳優に贈る花(祝儀)などをさしておいた柱。
甲陽軍鑑(17C初)品一六「能之次第〈略〉仕舞柱(シマイハシラ)より、出入をすべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android