他し(読み)アダシ

デジタル大辞泉 「他し」の意味・読み・例文・類語

あだし【他し/異し】

[語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。
「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす―時ゆは今こそ鳴かめ」〈・一九四七〉
[補説]一説に、シク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確例はなく、「あだし妻」「あだし国人」など、他の名詞と合して用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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