デジタル大辞泉
「他方」の意味・読み・例文・類語
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た‐ほう ‥ハウ【他方】
〘名〙
① ほかの方向。他の方面。他面。〔文明本節用集(室町中)〕
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈
長与善郎〉竹沢先生の散歩「自分が一方に『遊び』暮し乍ら他方に於てもともと好きな『勉強』に」 〔
杜甫‐贈崔融詩〕
※
往生要集(984‐985)大文二「若有
二別願
一、雖
レ生
二他方
一、是自在生滅非
二業報生滅
一」
※栄花(1028‐92頃)鳥の舞「他方の諸仏・
の
極楽に参り集り給へらむも」 〔経律異相‐七・琉璃王滅釈種〕
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二六「
郷里を脱走して他方に遁逃
(とんたう)せんと、決議する者の如し」 〔
魏志‐文徳郭皇后伝〕
④ ある
事柄について、今まで述べてきたのとはちがう、別の面から見て述べようとするときに用いる語。副詞的に用いる。一方。一面。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「他方」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報