伊砂間切(読み)いさぐまぎり

日本歴史地名大系 「伊砂間切」の解説

伊砂間切
いさぐまぎり

喜界島の中央部に置かれた行政区分。西目にしみい間切を囲むような範囲となっている。正保琉球国絵図および寛文八年(一六六八)の琉球国郷帳に記載がなく、西目間切の「いしやく村」が伊砂村に比定されるので、一部は西目間切に属していたのであろう。しかし享保内検による間切高をみると、ひが間切はほかの四間切が増加しているのに対して減少しているので、伊砂間切は少なくともその大半部が東間切から割かれた可能性が高いと考えられる。元禄五年(一六九二)喜界島与人を一人増やして六人とするにあたり、伊砂与人の伊実久いしやにく村・伊砂村・滝川たんにやー村・中間なーま村の四ヵ村で、一千五八八石余と定めている(「喜界島帳留」列朝制度)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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