弁護士、政治家。美作(みまさか)国(岡山県)真島(まじま)藩士の子に生まれる。1875年(明治8)開成学校卒業後、アメリカに留学し、コロンビア大学、エール大学で法律を学び、1880年帰国した。東京大学講師、代言人(弁護士)として活躍。1885年外務権大書記官(ごんのだいしょきかん)、取調局長に任ぜられて条約改正の仕事に携わり、ついで帝国大学法科教授となる。その後教授を辞して弁護士となり、政界に入る。1896年衆議院議長、1898年外務次官。その間、東京専門学校長、早稲田(わせだ)大学総長も務める。長男に鳩山一郎、次男に鳩山秀夫がいる。
[淡路剛久]
『鳩山春子編『鳩山の一生――伝記・鳩山和夫』(1997・大空社)』
(楠精一郎)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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