会下僧・会解僧(読み)えげそう

精選版 日本国語大辞典 「会下僧・会解僧」の意味・読み・例文・類語

えげ‐そう ヱゲ‥【会下僧・会解僧】

〘名〙 一寺を持たず、師のもとで学んでいる僧。会下の僧。えか。えげ。
※虎寛本狂言・祐善(室町末‐近世初)「是は若狭の国轆轤谷(ろくろだに)より出たる会下僧にて候」
仮名草子・尤双紙(1632)下「三界をめぐるは、会下僧(ヱゲソウ)
[補注]「日葡辞書」には「Yeguesô(エゲソウ)〈訳〉二派に分かれている禅宗僧侶のうちの一方の僧侶 (注)曹洞宗の僧侶を指す」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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