住友銀行[株](読み)すみともぎんこう

百科事典マイペディア 「住友銀行[株]」の意味・わかりやすい解説

住友銀行[株]【すみともぎんこう】

旧大手都市銀行。1895年別子(べっし)銅山の資金供給機関として設立,1912年株式会社に改組。典型的な産業銀行として住友系企業(住友財閥参照)への融資比重がきわめて高く,堅実な経営で知られた。1945年池田実業,阪南の2銀行,1965年河内銀行,1986年平和相互銀行を合併。他行に先駆けて米国(サンフランシスコ,ハワイ)に支店を出すなど海外戦略がすぐれていた。また住友商法と呼ばれるような合理的な経営で知られる住友グループ白水会の中核銀行であった。バブル崩壊で不良債権がふくらみ,1999年3月政府による公的資金約5000億円を導入。2001年4月,さくら銀行と合併,三井住友銀行となる。
→関連項目近畿銀行[株]住金物産[株]大昭和製紙[株]大和証券グループ本社[株]日本総合研究所[株]

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