佐保山東陵(読み)さほやまひがしりよう

日本歴史地名大系 「佐保山東陵」の解説

佐保山東陵
さほやまひがしりよう

[現在地名]奈良市法蓮町

聖武天皇佐保山南陵の東北にある。「続日本紀」天平宝字四年(七六〇)六月乙丑の条に「天平応真仁正皇太后崩、姓藤原氏、近江朝大織冠内大臣鎌足之孫、癸卯、葬仁正皇太后於大和国添上郡佐保山」とあり、同年一二月戊辰の条に「又勅、太皇太后宮、皇太后御墓者、自今以後、並称山陵、其忌日者亦入国忌例、設斎如式」とある。「延喜式」(諸陵寮)に「平城朝皇大后藤原氏、在大和国添上郡、兆域東三町、西四段、南北七町、守戸五烟」とみえ、「大和志」は眉間みけん寺の東北にあるとしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android