佐用都比売神社(読み)さよつひめじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「佐用都比売神社」の意味・読み・例文・類語

さよつひめ‐じんじゃ【佐用都比売神社】

  1. 兵庫県佐用郡佐用町にある神社。旧県社。祭神市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)大国主命(おおくにぬしのみこと)ほか二柱。創建は仁明天皇以前にさかのぼる。佐用姫明神。さよひめさま。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「佐用都比売神社」の解説

佐用都比売神社
さよつひめじんじや

[現在地名]佐用町本位田

佐用川西岸、佐用盆地のほぼ真ん中に鎮座する。旧県社。祭神は市杵島姫命、別名は狭依毘売命(佐用都比売神)。「播磨国風土記」讃容さよ郡の条に同郡の名は土地神を賛用都比売命と号したことに由来すると記され、神田があることや、くらみ(川)速湍はやせ里の条にも佐用都比売命・散用都比売命の名が記されており、古くから讃容地方の土地神であったことがわかる。社地の北側の塚から、明治一八年(一八八五)弥生土器、環頭太刀が出土している。「続日本後紀」嘉祥二年(八四九)一一月二日条に「佐用郡佐用津姫神」が官社に預かるとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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